聖堂正面
「復活を象徴する太陽光の中に十字架」は復活のキリストを表す
教会堂の上部のモニュメントは、ジョン・コンリス神父(神言修道会)制作
ジョン・コンリス神父
1928年、 アイルランドで生まれる。1963年、司祭叙階。司祭叙階後、Catholic University of America(ワシントンDC)で美術を学び、修士号を取得。1966年、イタリアのNemiでチャペルを改装。翌年、ローマ郊外の女子修道会のために手がけた抽象的なステンドグラスで、名が知られるようになった。1970年代後半、来日。健康上の理由により離日(時期は不明)。スコットランドの小教区司牧に携わる。2006年、帰天。
※ジョン・コンリス神父の作品(南山大学ホームページより転載)
GLOBE
円球はしばしば地球を象徴して用いられます。この円球は、よくみると文字によって造られています。文字はことばであり、ことばは人と人を結びます。
人と人とのつながりが世界を創ります。この円球には風が吹き抜け、光が差し込んでいます。神の霊、神の光は外からも内からも世界を支え、成り立たせているのです。
横棒と縦棒が交差して十字ができます。その気になって眺めれば、この造形物に十字架を見い出すのはそんなに難しくありません。眼を凝らせば、十字架が円球を支えているのがみえてくる。十字架は神の愛のシンボルです。世界は神の愛に支えられ、神の愛の中にあるのです。
Paradiseの木
庭園は、洋の東・西を問わず楽園思想(理想郷)と結びついていました。現代人にとっても、庭園がオアシスであることに変わりありません。
旧約聖書には楽園の中央に命の木と知識の木があり、そこは水で豊かに潤っていたとされています。聖書では動く木は生きた木と形容され、水を湧き出す泉は生命のシンボルとなっています。その楽園では人間も動物も互いに、恐れを抱くことのない友でありえたのです。
円の中心に立つ支柱は、園の中央を指し示し、キャンパスが楽園とならねばならぬことを宣言しています。キャンパスは理想を育む場、信じる夢をふくらませる場なのです。
The Four Winds
南山学園のシンボルである「翼」、「麦」、「十字架」をモチーフに四方に広がる風と海を表し、ここで学ぶ学生たちが世界へはばたいていくことを願っています。
聖堂内部
カトリック高蔵寺教会