2017年2月5日 煉瓦塀


 主税町(ちからまち)教会の煉瓦塀を見てきました。明治時代に建てられた煉瓦塀で、2011年に有形文化財に登録されました。敷地北側、主税町筋沿いの塀で、長さ29m、高さ2.1m、厚さ35cm。二段の切石の上にイギリス積みの煉瓦塀です。古い煉瓦積みには、フランス積みとイギリス積みがあります。同じ一段に長短の煉瓦を交互に積むのがフランス積み。段ごとに長か短でそろえるのがイギリス積み。フランス積みには外観の美しさがありますが、堅牢さではイギリス積みが優ります。明治初期にはフランス積みが主流でしたが、やがてイギリス積みに代わりました。