2018年3月25日 雛飾り

 雛飾りは古くは、背後に屏風を立てた平面的な飾り方でしたが、江戸時代になると、江戸を中心に「段飾り」が発展する一方、上方では「御殿飾り」が優勢だったそうです。昭和30年代中頃以降は、デパートや人形店の「段飾り」に押されて「御殿飾り」は姿を消しました。画像はお茶のお稽古に通っているS先生の雛飾りで、70年ほど前のものです。「御殿飾り」と「段飾り」の折衷様式なのでしょうか。