2019年5月12日 しだみ古墳群ミュージアム(その1)

 守山区上志段味という限られたエリアには、名古屋市全体の約3分の1にあたる66基の古墳が確認されています。そのうちの7基は「志段味古墳群」として国の史跡に指定されています。史跡公園の一角にオープンしたのが「しだみ古墳群ミュージアム」です(画像A)。

オープン記念として、京都大学総合博物館が所蔵する5世紀後半の志段味大塚古墳出土の副葬品(武器・武具・馬具)が展示されています(画像B)。これは1923年に京都帝国大学の梅原末治氏による発掘調査の際に出土したもので、約100年ぶりの里帰りです。これらの副葬品を復元したものを身につけた騎馬像も展示されています(画像C)。銀色に輝く甲(よろい)と冑(かぶと)を身につけた志段味大塚古墳の王です。