2019年10月27日 瀬戸市・尾張旭市の戦争遺跡1-昭和天皇統監所碑

 来年の平和旬間に向けて、毎月1回「瀬戸市・尾張旭市の戦争遺跡」巡りを順次掲載していく予定です。第1回目は「昭和天皇統監所碑」です。

 天皇統監の下に行われた陸軍大演習は特別大演習と呼ばれ、1936(昭和11)年までに34回行われました。1927(昭和2)年11月15日~18日の秋季大演習は、第一師団(東京)と第四師団(大阪)の混成からなるものを東軍とし、第三師団(名古屋)を西軍とし、三河、尾張、美濃の各地を戦場に模しながら実戦形式の演習でした。演習2日目となる16日、昭和天皇は高根山に行幸し、演習を統監された。その場所に「統監所碑」が建立され、現在は聖カピタニオ女子高等学校敷地内にあります。名古屋市守山区東山の高台にも「大元帥陛下御統監之跡」碑が建っています。