「鬼滅」ブームのせいか、朝日新聞に「東海の『鬼』を巡る」が連載されています。そこで紹介された春日井市出川町の住宅地にある「鬼が島公園」に行ってきました。公園には赤鬼の像や青鬼の遊具(背中がすべり台)が設置されています。トイレの壁には「桃太郎の鬼退治」の絵が描かれていますが、「鬼が島」には別の由来があるようです。新聞の記事によると、1999年までこの辺りに「鬼が島」や「為朝」という字(あざ)が存在しました。源為朝とその子、尾頭義次(尾張で生まれ、「鬼頭」姓を賜った)には「鬼退治」の逸話が伝えられています。江戸時代にこの辺りを開拓した鬼頭景義は為朝の子孫を称し、この鬼頭一族が「鬼が島」や「為朝」を名付けた可能性があるといいます。「鬼が島」とは鬼が住むような荒れ地のことだったようです。