2022年5月29日 アニマル・ライツ

 2022年マンガ大賞を受賞した、うめざわしゅん『ダーウィン事変①~④』を読みました。

アメリカを舞台に、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャリーと、テロ組織「動物解放同盟(ALA)」を柱にしてストリーは展開していきます。「ヒューマンジー」は架空ですが、テロ組織「動物解放戦線(ALF)」は実在します。「アニマル・ライツ(動物の権利)」については、ピーター・シンガー『動物の解放』(1975年)が思想的原点です。日本でも最近ようやく関心が持たれるようになりましたが、「後進性」は否めません。