2022年7月31日 ハゴロモ

 玄関先で1ミリほどの白い花びらが移動していくので、目を近づけて見たら、なんと小さな虫でした。ネットで調べたら、「ハゴロモ類の幼虫」であることがわかりました。枯れ枝などの樹皮下に産み付けられた卵は初夏に孵化します。孵化した幼虫は扁平な虫ですが、腹端から蝋物質を分泌して隠蔽に使います。成虫は1㎝前後の大きさで、幅の広い三角形の翅を持ち、セミやカメムシと同じ半翅目という吸汁性の昆虫です。そのため、作物や園芸植物につけば害虫と呼ばれてしまいます。アオバハゴロモの属名は、命名者であるWalkerさんによって「Geisha」と名付けられています。